安田竜夫(読み)ヤスダ タツオ

20世紀日本人名事典 「安田竜夫」の解説

安田 竜夫
ヤスダ タツオ

昭和期の病理学者 大阪大学教授。



生年
明治32(1899)年8月31日

没年
昭和34(1959)年3月6日

出生地
大阪市

学歴〔年〕
大阪府立医科大学〔大正13年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
母校病理学教室の村田宮吉の門に入り、硅酸ソーダによる実験的アミロイド症や胎盤性ゴナドトロピン説の立証などに従事。昭和6年同大助教授、14年新設の附属専門部教授兼任。18年陸軍教授でマニラ赴任、復員後22年大阪大教授。32年日本病理学会で「内分泌の組織化学」について宿題講演。内分泌研究のほか吉田肉腫の移植免疫学研究に功績

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安田竜夫」の解説

安田竜夫 やすだ-たつお

1899-1959 昭和時代の病理学者。
明治32年8月31日生まれ。母校大阪府立医大の助教授などをへて,昭和22年後身の阪大教授となる。内分泌の形態学的な解明や吉田肉腫の移植免疫学的研究に業績をあげた。昭和34年3月6日死去。59歳。大阪出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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