安禅(読み)あんぜん

精選版 日本国語大辞典 「安禅」の意味・読み・例文・類語

あん‐ぜん【安禅】

〘名〙 (いっさいの動揺を去り、身心安楽になるところから) 仏語。一心に坐禅を行なうこと。坐禅。
本朝無題詩(1162‐64頃)九・閏三月尽日慈恩寺即事〈藤原明衡〉「宴集華城文墨客、安禅松院薜蘿僧」
伝光録(1299‐1302頃)脇尊者「ひるは参学誦経し、よるは安禅思惟して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android