宗教無関心論(読み)しゅうきょうむかんしんろん(その他表記)Essai sur l'indifférence en matière de religion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「宗教無関心論」の意味・わかりやすい解説

宗教無関心論
しゅうきょうむかんしんろん
Essai sur l'indifférence en matière de religion

フランスの宗教哲学者フェリシテ・ラムネの主著。 1817年 11月匿名で第1巻が出されて大成功を博し,20年第2巻,23年第3~4巻が出た。著者は 18世紀の唯物論哲学とフランス革命が示している地上的生への求心,宗教をどうでもよいとする態度 (無関心) を取上げ,政治的無神論,理神論,プロテスタンティズムに焦点を合せてこれを論難している。すなわち人間の行為の根底には何らかの教義への信仰があるのであり,宗教への無関心は人間の本性に反することより説き起し,カトリックによってのみ人は幸福になれると主張した。

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