官僚国家(読み)かんりょうこっか(その他表記)bureaucratic state

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「官僚国家」の意味・わかりやすい解説

官僚国家
かんりょうこっか
bureaucratic state

近代国家の成立とともに,その行政機関として生まれてきた官僚制が肥大化した,官僚制中心の国家形態。官僚化現象は行政機構だけではなく,企業や労働組合などでも進行する。そこにおいては,政治的に重要な決定は官僚機構の上層部に集中し,選挙,政党,内閣などの手から政治過程が離れ,実質的な決定が官僚機構内部でなされることが多くなる,と批判される。官僚化現象は社会主義国にも多く見られ,旧ソ連,中国でも民主化の要求の一つに官僚制打破がある。特に中国の天安門事件のときには「官倒」撲滅の運動があった。

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