離れ(読み)ハナレ

デジタル大辞泉 「離れ」の意味・読み・例文・類語

はなれ【離れ】

離れ座敷」「離れ2」などの略。「離れを借りて住む」
(「…ばなれ」の形で名詞の下に付いて)
㋐それからかけ離れている意を表す。「素人離れ」「現実離れ
関係関心のなくなる意を表す。「親離れ」「活字離れ
[類語](1お座敷座敷母屋

ばなれ【離れ】

はな(離)れ2」に同じ。「乳離れ」「浮世離れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「離れ」の意味・読み・例文・類語

はなれ【離・放】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「はなれる(離)」の連用形の名詞化 )
  2. 離れること。別れること。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. 俳諧で、前句付句との付合が不適当でしっくりしていないこと。
  4. はなれざしき(離座敷)」「はなれや(離家)」の略。
    1. [初出の実例]「奥様のお吉は病気だと云って離室(ハナレ)の蓐(とこ)に就き」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉一)
  5. ( 「ばなれ」の形で名詞に付けて )
    1. (イ) 離れること。関係や関心などのなくなる意を表わす。「親ばなれ」「床ばなれ」など。
    2. (ロ) それからはなはだしくかけ離れている意を表わす。「素人(しろうと)ばなれ」など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android