定宴(読み)じょうえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「定宴」の解説

定宴 じょうえん

?-? 鎌倉時代の僧。
真言宗。延応元-弘安(こうあん)2年(1239-79)ごろ,東寺領荘園若狭(わかさ)(福井県)太良(たらの)荘,伊予(いよ)(愛媛県)弓削島(ゆげじまの)荘などの管理運営にたずさわる。荘園の雑掌,預所代(あずかりどころだい)として現地で地頭との争いなどを処理した。字(あざな)は真行(しんぎょう)房。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の定宴の言及

【預所】より

… 預所の中には現地に下向して,在地の下級荘官や有力農民を指揮して荘園管理に敏腕をふるった者も多い。鎌倉中期,東寺長者菩提院行遍の下にあって,若狭国太良(たら)荘をはじめ数荘の預所を兼ね,東寺領としての体制を確立させた真行房定宴(じようえん)はとくに著名である。鎌倉時代にあっては多くの荘園で預所が対地頭訴訟の当事者=〈雑掌〉として活躍した。…

※「定宴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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