定常波説(読み)ていじょうはせつ

最新 地学事典 「定常波説」の解説

ていじょうはせつ
定常波説

stationary wave theory

一般に,振幅a1, a2で同じ周期(2π/ω)の波浪が互いに反対方向からやってくると,干渉しあって定常波をつくるが,このとき海中に生ずる垂直方向の圧力変化のうちで,深さとともに減らずに海底にそのまま作用する二次的オーダーの部分があり,それが-2a1a2ω2cos2ωtで示されることがM.S.Longuett-Higgins(1950)によって理論的に明らかにされた。この,単独の進行波のちょうど半分の周期をもつ圧力変化は,そのものは微小であっても,ある広さの海底に作用すれば積分されてそこから弾性波を発生させるに十分となる。このことは実験的にも確かめられた(1951)。重要なことは,海上の波浪が陸上に誘起する脈動の周期が,いつでもそのときその付近の波浪の周期のほぼ半分になることで,このことからLonguett-Higginsのこの理論的主張は脈動の発生機構を解明した説として名高い。参考文献M.S.Longuett-Higgins(1950) Phil. Trans. Roy. Soc. Lond.,Ser.A, Vol.243

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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