定店(読み)ジョウミセ

デジタル大辞泉 「定店」の意味・読み・例文・類語

じょう‐みせ〔ヂヤウ‐〕【定店】

ある場所に定住して、一定商品を売る店。
往来ゆきき絶えざる浅草通行どおり御蔵前に―の、名も高簱の牛肉鍋」〈魯文安愚楽鍋

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精選版 日本国語大辞典 「定店」の意味・読み・例文・類語

じょう‐みせヂャウ‥【定店・定見世・常ジャウ店】

  1. 〘 名詞 〙 一定の場所で常にきまった商品を売る店。
    1. [初出の実例]「お立合ひのお方は皆御存じの、拙者定見世(ヂャウミセ)は即ち堂島の御蔵前」(出典歌舞伎阿国御前化粧鏡(1809)序幕)
    2. 「御蔵前に定舗(ヂャウミセ)の、名も高籏の牛肉鍋」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初)

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