宜秋門(読み)ギシュウモン

デジタル大辞泉 「宜秋門」の意味・読み・例文・類語

ぎしゅう‐もん〔ギシウ‐〕【宜秋門】

平安京内裏外郭の門の一。西面中門で、内郭陰明門の西に位置右衛門府詰め所があったので右衛門の陣ともいう。
京都御所の西面中央の門。皇族公卿などが出入した。公卿門。

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精選版 日本国語大辞典 「宜秋門」の意味・読み・例文・類語

ぎしゅう‐もんギシウ‥【宜秋門】

  1. [ 一 ] 平安京内裏外郭門の一つ。西面の中門。門外に右衛門府(うえもんふ)の陣である南北の両舎があるので、「右衛門の陣」ともいう。
  2. [ 二 ] 京都御所の西面の中央の門。車寄せに通ずる。皇族、公卿その他官人の出入りした門で、俗に公卿門という。

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