宝の市(読み)タカラノイチ

デジタル大辞泉 「宝の市」の意味・読み・例文・類語

たから‐の‐いち【宝の市】

10月17日、18日に大阪住吉大社で行われる神事農家で使うなどを売る市が立つ。升市。 秋》「買勝や―の国みやげ/才麿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宝の市」の意味・読み・例文・類語

たから【宝】 の 市(いち)

  1. 陰暦九月一三日(現在は一〇月一七、一八日)に、大阪の住吉神社で行なわれる神事。夜になって神前に市が立ち、桝(ます)が売られた。桝の市。宝の市の神事。《 季語・秋 》
    1. 宝の市〈難波鑑〉
      宝の市〈難波鑑〉
    2. [初出の実例]「高麗(こま)唐土(もろこし)も隔てなき、宝の市に出でうよ」(出典:大観本謡曲・岩船(1466頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android