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 ます

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


ます

物の量をはかる容器。単位としては石,斗,升,合,勺などがあった。『続日本紀』によれば,大宝2 (702) 年初めて枡と尺とを天下諸国に分ったというが,奈良時代には大枡と小枡の2種があり,大枡1升は現在の約4合 (720cm3) にあたるという。

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デジタル大辞泉の解説

ます【×枡/升/×桝/斗】

液体や穀物などの分量をはかる容器。木製または金属製で、方形や円筒形のものがある。「―で米をはかる」「一升(しょう)―」「五合―」
1ではかった量。ますめ。「―が足りない」
劇場・相撲場などで、方形に仕切った観客席。一枡の定員は四~七人。仕切り枡。枡席。
(斗)「枡形(ますがた)2」に同じ。
紋所の名。枡1の形を図案化したもの。
[補説]「枡」「桝」は国字。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

ます【枡/升】

穀物や酒、しょうゆなどを計量する容器。立方体・円筒形・円錐形などがあり、木製や金属製のものがあるが、特に木製の立方体のものをいうことが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


ます

決まった体積の容器または決まった体積の位置を示す指標や、一定体積を定める装置をもつ計量器であるが、普通は単位体積を盛り切って計るものをいう。円筒形、方形、台形など各種の形のものがあるが、日本では明治以前の枡はすべて方形であり、円筒形が認められたのは明治以後である。枡の語源は古代朝鮮語ともいわれるが、はっきりしたことはわからない。人間が物差しに次いで古くから用いてきた計量器で、穀物を租税として徴収し、あるいは売買に使う道具であるところから、古来各国とも厳重な規制を設けてきた。しかし実際は、収納量を増加するために権力による改変が行われ、一般に年月とともに容量は増大している。たとえば現在の1升は漢の時代のそれの10倍近くにもなっている。
 日本の枡の単位は石、斗、升、合、勺ですべて中国起源であるが、大宝律令(たいほうりつりょう)において制度とされたものは唐のそれである。基本の枡は升で、制定当時の大きさはいまの4合説、6合説その他があって一定しない。律令制の崩壊とともに一定の制はなくなり、荘園(しょうえん)、寺社の私制枡が横行し、歴代、統一の政策はとられたが成功しなかった。室町時代末期には平均いまの8合ほどに増大していたと推定される。豊臣(とよとみ)秀吉は、いわゆる太閤(たいこう)検地を行ったが、収穫量の算定を統一するため枡の統一を行った。一升枡は方5寸、深さ2寸5分のもので、当時一般に普及していたものより2合ほど増したものである。これを京升という。その後寛文(かんぶん)年間(1661~73)のことと思われるが、方を1分詰め、深さを2分増した、6万4827(六四八二七、いわゆる「むしやふな」)立方分のものに改められて明治に至っている。江戸幕府は、これらの枡の製作、販売および取締りを江戸と京都の枡座に専管させた。
 江戸枡座は樽屋藤左衛門(たるやとうざえもん)で東33か国を、京都は福井作左衛門で壱岐(いき)、対馬(つしま)を含む西33か国を管掌した。種類は一合、二合半、五合、一升、五升、七升および一斗で、穀用と液用の木地(きじ)枡があり、穀用五合以上には対角線に沿って弦鉄(つるがね)がつけられたが、この弦鉄の体積は容量に見込まれていなかった。したがって穀用は正規の体積より弦鉄分だけ小さいのである。これが明治になって修正されたので、穀用五合以上のものの寸法は江戸時代のものと差がある。明治になって円筒形の枡が認められ、また枡の定義も改められて各種の形状のものがつくられるようになった。[小泉袈裟勝]
『小泉袈裟勝著『ものと人間の文化史36 枡(ます)』(1980・法政大学出版局)』

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