宝島寺(読み)ほうとうじ

日本歴史地名大系 「宝島寺」の解説

宝島寺
ほうとうじ

[現在地名]倉敷市連島町矢柄

連島町矢柄つらじまちようやがら南部の丘陵裾に位置する。矢上山と号し、真言宗御室派。本尊は十一面観音。西国巡礼札所の二四番目。寺伝によれば貞観一一年(八六九)聖宝の開基という。寛保元年(一七四一)住職となり中興とする寂厳の「宝島寺記」(寺蔵)や「備中巡礼略記」によると中世は矢柄山と号し、寛延元年(一七四八)矢上山に復したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android