日本歴史地名大系 「宝来横穴群」の解説 宝来横穴群ほうらいよこあなぐん 奈良県:奈良市西ノ京地区宝来村宝来横穴群[現在地名]奈良市宝来五丁目古墳時代後期の横穴墓群。西(にし)ノ京(きよう)丘陵の入組んだ狭い谷間の崖面を利用して築かれている。明治一四年(一八八一)偶然横穴が発見され、砲弾型陶棺が出土したことから学史上著名な遺跡である。平成三年(一九九一)道路工事に関連して事前調査が行われた。明治時代に発見された八基に加え今回五基の横穴が確認され、合計一三基が存在することが判明した。そのうち一〜四号墓を調査したところ、一〜三号墓は墓室が長方形で家形の形状をもつことが判明した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by