精選版 日本国語大辞典の解説
〘名〙
① 実際に役立つことばかりを重視する傾向。
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「政事といふ字は形容辞にして、特別小説の名たるを悟らで、一向(ひたすら)小説を政事に求むる実用主義(ジツヨウシュギ)の人々なるのみ」
② 哲学で、理論と実践とを切り放さないで、認識も行為の一種とみて、実際にやってみて役立つものを真とする立場。理論的に真でも、有用でないものを真とせずに、人生に対するその実用性、現実への功利性、合目的性から真理を規定する考え方。プラグマティズム。〔現代大辞典(1922)〕
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