精選版 日本国語大辞典 「実用主義」の意味・読み・例文・類語 じつよう‐しゅぎ【実用主義】 〘 名詞 〙① 実際に役立つことばかりを重視する傾向。[初出の実例]「政事といふ字は形容辞にして、特別小説の名たるを悟らで、一向(ひたすら)小説を政事に求むる実用主義(ジツヨウシュギ)の人々なるのみ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇)② 哲学で、理論と実践とを切り放さないで、認識も行為の一種とみて、実際にやってみて役立つものを真とする立場。理論的に真でも、有用でないものを真とせずに、人生に対するその実用性、現実への功利性、合目的性から真理を規定する考え方。プラグマティズム。〔現代大辞典(1922)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「実用主義」の意味・わかりやすい解説 実用主義じつようしゅぎ →プラグマティズム 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の実用主義の言及 【プラグマティズム】より …アメリカの最も代表的な哲学。日本では〈実用主義〉と訳されることがあるが,この訳語はこれまでプラグマティズムに関して多分に誤解を招いてきており,最近ではこの訳語を使う人は少ない。プラグマティズムは哲学へのアメリカの最も大きな貢献であり,実存主義,マルクス主義,分析哲学などと並んで現代哲学の主流の一つである。… ※「実用主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by