出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…協定税率が存在し,それが国定税率よりも低い貨物の場合には,協定税率が優先して適用されるが,協定税率適用国以外の国からの貨物や協定税率が設定されていない貨物には,国定税率が適用される。実際に課される税率を〈実行税率〉という。 関税はなにを課税標準(関税額算定の基礎)とするかによって,〈従量税specific duty〉と〈従価税advalorem duty〉とに分けられる。…
…税額を算出するために課税標準に対して適用される比率のこと。所得税や固定資産税のように,課税標準が金額ないし価額をもって定められている場合には,百分比や万分比で定められるのが普通である。また,酒税のように課税標準が数量をもって定められている場合には,課税標準の一単位につき一定の金額で示される。金額ないし価額を課税標準とする場合には,比例税率といって,課税標準の大小に関係なく税率が一定している場合と,累進税率(〈累進税・逆進税〉の項参照)といって,課税標準が大きくなるに従って税率も高くなる場合とがある。…
※「実行税率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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