客先(読み)キャクサキ

デジタル大辞泉 「客先」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐さき【客先】

客のいるところ。また、客。「客先に直行する」「客先資料を送る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「客先」の意味・読み・例文・類語

きゃく‐さき【客先】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「先」は方向場所の意 )
  2. お客の前。
    1. [初出の実例]「ここに松本錦車・藤間岩太郎客先(きゃくさキ)の拵(こしら)へ」(出典歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕)
  3. 客の所。
    1. [初出の実例]「招看板 〈略〉この番附をもちて夜のあくるをおそしと諸方の客(キャク)さきへおくることはなやかにも又いさぎよし」(出典:戯場楽屋図会(1800)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android