デジタル大辞泉 「室の八島」の意味・読み・例文・類語 むろ‐の‐やしま【室の八島】 《「八島」は釜の意》古代の占いの一。除夜にかまどを祓い清めて、その灰の状態で翌年の吉凶を占ったもの。栃木市惣社町にあった下野しもつけの国の総社、大神おおみわ神社。そこにある池からは絶えず水気が煙のように立ち上がっていたのを、かまどから煙が立ち上るのに見たてた。[歌枕]「朝霞深く見ゆるや煙立つ―のわたりなるらむ」〈新古今・春上〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例