室城神社(読み)むろきじんじや

日本歴史地名大系 「室城神社」の解説

室城神社
むろきじんじや

[現在地名]久御山町下津屋

下津屋(しもつや)の木津(きづ)川堤に接して鎮座。祭神は邇邇杵(ににぎ)命・須佐之男(すさのお)命・大雀(おおさざき)命・賀土(かぐつち)神。旧村社。「久世郡祭神記」によれば、神亀年間(七二四―七二九)大洪水があり、民衆の飢えがひどくなったとき聖武天皇の勅によって、天神地祇をこの地に祀ったのにはじまるという。「神社覈録」「神名帳考証」は、室城とは室樹のことで、「新撰姓氏録」に「于時古麻呂家在山城国久世郡水主村、其門有大榎樹、太子曰、是樹如室、大雨不漏、仍賜榎室連」とある榎室連の祖を祀った神社であろうとする。その後の変遷はつまびらかでないが、聖武天皇以降続いた祭事も、南北朝動乱期には一時絶えていたという(久世郡祭神記・佐山村郷土誌)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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