宮原天満宮(読み)みやのはらてんまんぐう

日本歴史地名大系 「宮原天満宮」の解説

宮原天満宮
みやのはらてんまんぐう

[現在地名]大牟田市宮原町一丁目

法人名は天満神社駛馬はやめ天満宮ともいう。祭神は菅原道真。旧郷社。「南筑明覧」には二部にぶ村天満宮として承平三年(九三三)一一月二五日三毛師方の建立とあるが、これは「筑後将士軍談」所収の三池氏系図の師方の譜に「承平三年二部村天満宮建立」とあるのに拠ったもので、史実としては疑わしい。おそらく三毛南みけなん郷の太宰府天満宮(安楽寺)領化に伴い、同郷鎮守として勧請されたのであろう。

当社にある石工藤原助継の作とされる貞和六年(一三五〇)九月の紀年銘をもつ石層塔残闕(県指定文化財)には「筑後国三毛南郷米生村天満大自在天神」とあり、「大願主馬籠住人」によって造立、奉納された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android