宮塚山(読み)みやづかやま

日本歴史地名大系 「宮塚山」の解説

宮塚山
みやづかやま

利島の最高峰で、標高五〇七・五メートル、噴火口の直径は約三〇〇メートルある。シイを中心とする照葉樹林に覆われ、ツバキ植林が八合目辺りまで延びている。島の開拓神とされる阿豆佐和気命の神体山で、南西中腹阿豆佐和気命あずさわけのみこと本宮を祀っている。同宮はまえ浜の阿豆佐和気命神社の旧地といわれ、一番神ともよぶ。同宮の後ろ上方には大山祇命を祀る大山小山おおやまこやま神社があり、二番神、または山神社とよんでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android