大島の南方約二七キロにある島で、北部伊豆諸島の一つ。外島とも書く。面積四・一二平方キロ。最高峰は
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東京都大島支庁、伊豆諸島の利島にあり、1島1村をなす村。明治になり韮山(にらやま)県、足柄(あしがら)県、静岡県と所管がかわり、1878年(明治11)東京府に編入。東京の南約140キロメートルにあり、面積4.12平方キロメートルで伊豆七島のうちもっとも小さい。宮塚(みやつか)山(508メートル)が大半を占め、海岸は断崖(だんがい)をなし、集落は北側の郷(ごう)に集まっている。椿油(つばきあぶら)(大島椿油)の生産が最大の産業。昭和40年代以降、伊豆諸島にのみ分布するサクユリの球根生産などの園芸農業も行われている。海産物蓄養施設(1988年完成)や小型漁船泊地(1990年供用開始)があり、漁業も行われる。800年の伝統をもつ八幡神社の流鏑馬(やぶさめ)は東京都指定無形民俗文化財。オオミズナギドリの群棲でも知られる。人口327(2020)。
[沢田 清]
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大島の南南西約20kmにあり,伊豆七島中最小の島。一島で東京都大島支庁利島村を形成する。人口341(2010)。宮塚山(508m)を中心に,周辺は急傾斜をなす円錐形の小火山島で,島の周囲は約5km。海岸は海食崖で囲まれ,平地に乏しく地下水が得られないので,昔から天水依存の島として知られたが,1976年簡易水道が完成した。集落は島の北斜面中腹にあり,島の大部分はツバキ林でおおわれる。江戸時代から良質のツバキ油を生産してきたが,近年はサクユリの栽培が盛んになっている。東京から大島経由の航路が通じ,1981年には埠頭も完成したので大型船も接岸できるようになり,86年からは東海汽船の船が1日1往復就航している(2008年現在,ジェット船も運航)。また大島との間にはヘリコプター航路が各1日1便ある。
執筆者:大村 肇
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…大島の南南西約20kmにあり,伊豆七島中最小の島。一島で東京都大島支庁利島村を形成する。人口317(1995)。…
…東京都に属し大島支庁(大島町,利島(としま)村,新島村,神津島(こうづしま)村),三宅支庁(三宅村,御蔵島(みくらじま)村),八丈支庁(八丈町,青ヶ島村)管轄下の島嶼(とうしよ)群をいう。かつては伊豆諸島以南の地も含めて漠然と豆南(ずなん)諸島と呼ばれた。…
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