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利島 としま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

利島
としま

東京都伊豆諸島の北部,大島の南西 27kmにある火山島で,活火山。周囲 7.7km,面積 4.12km2で伊豆諸島中最小の火山島。玄武岩よりなる成層火山で,最高峰は宮塚山(508m)。海食崖が発達し,標高 30~100mの断崖を形成し,海上交通は不便である。行政上は 1島で利島村を構成。富士箱根伊豆国立公園に属する。地下水に恵まれず飲料水はおもに天水に依存している。ツバキの実を原料としたつばき油が特産で,ほかにイセエビなどの採取も行なわれている。人口 302(2000)。

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百科事典マイペディアの解説

利島【としま】

伊豆諸島中の一島。大島の南西約20kmにあり,東京都大島支庁利島村(4.12km2。341人,2010)をなす。海食崖に囲まれた火山島(活火山)で,良港はなく,水は天水に依存。

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世界大百科事典 第2版の解説

としま【利島】

大島の南南西約20kmにあり,伊豆七島中最小の島。一島で東京都大島支庁利島村を形成する。人口317(1995)。宮塚山(508m)を中心に,周辺は急傾斜をなす円錐形の小火山島で,島の周囲は約5km。海岸は海食崖で囲まれ,平地に乏しく地下水が得られないので,昔から天水依存の島として知られたが,1976年簡易水道が完成した。集落は島の北斜面中腹にあり,島の大部分はツバキ林でおおわれる。江戸時代から良質のツバキ油を生産してきたが,近年はサクユリの栽培が盛んになっている。

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大辞林 第三版の解説

としま【利島】

伊豆七島の一。大島の南西方にある火山島。椿油が主産物。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔東京都〕利島(としま)


伊豆(いず)諸島北部、伊豆大(おお)島と新(にい)島の間に浮かぶ島。面積4.1km2。東京都大島支庁に属し、1島で東京都利島村をなす。宮塚(みやつか)山(標高508m)を主峰とする火山島で、周囲は海食崖(かいしょくがい)が発達。富士箱根(ふじはこね)伊豆国立公園に属する。ツバキ・サクユリ栽培が盛んで、椿(つばき)油を特産する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

利島
としま

東京都大島支庁に属する伊豆諸島のなかの島。1島1村で面積4.12平方キロメートル。島は宮塚(みやつか)山(508メートル)を中心とする急傾斜面をもつトロイデ型の火山島で、集落は北側の山腹斜面の前浜に立地している。地下水が得られず完全な天水依存の生活である。全島の約60%はツバキ林で、良質の椿(つばき)油の原産地であるが、最近は斜陽化している。農・林・水産業のいずれも不振である。船便は、東京、下田などからの定期船が寄航する。人口284(2009)。[菊池万雄]

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世界大百科事典内の利島の言及

【伊豆諸島】より

…東京都に属し大島支庁(大島町,利島(としま)村,新島村,神津島(こうづしま)村),三宅支庁(三宅村,御蔵島(みくらじま)村),八丈支庁(八丈町,青ヶ島村)管轄下の島嶼(とうしよ)群をいう。かつては伊豆諸島以南の地も含めて漠然と豆南(ずなん)諸島と呼ばれた。…

※「利島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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