宮所(読み)ミヤドコロ

デジタル大辞泉 「宮所」の意味・読み・例文・類語

みや‐どころ【宮所/宮処】

皇居のある所。また、皇居。
藤原の―にいでます」〈・五〇・左注
神の鎮座する所。
「松が根になみこす浦の―いつすみよしとあとをたれけん」〈続後撰神祇

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精選版 日本国語大辞典 「宮所」の意味・読み・例文・類語

みや‐どころ【宮所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 皇居のある所。宮居(みやい)御所大宮所。みやち。
    1. [初出の実例]「天皇京師に巡行て宮地之地(ミヤトコロ)定む」(出典日本書紀(720)天武一三年三月(北野本訓))
  3. 神霊の鎮まる所。神が鎮座する所。
    1. [初出の実例]「松が根に浪こす浦の宮ところいつ住よしと跡をたれけん〈藤原実氏〉」(出典:続後撰和歌集(1251)神祇・五五三)

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