宮本公園
みやもとこうえん
[現在地名]十日町市 諏訪町
市街地の東部、晒川に架かる第一晒川橋左岸のたもとにある小公園。諏訪神社への参道が通じる。京都西陣の織物技術者宮本茂十郎の石碑が建つのでこの名がある。宮本茂十郎は文政一二年(一八二九)初めて十日町に来て、縮布の製法に技術改良を加えるべく指導をした。第一にいざり機と称した原始的織機に替えて、高機の装置を導入。第二に経糸に絹糸を、緯糸に従来の苧麻糸を織る絹麻交織を試みたが、これは成功しなかった。しかし漸次絹織物に転換。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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