宮越宿(読み)みやのこししゆく

日本歴史地名大系 「宮越宿」の解説

宮越宿
みやのこししゆく

[現在地名]日義村宮越

宮越宿の名は永禄一一年(一五六八)の相州文書にも、文禄二年(一五九三)の「大和田重清日記」にもみえず、慶長六年(一六〇一)の「前田慶次道中日記」(山形県米沢図書館蔵)に初めてその名が出てくることから、他の宿よりはやや遅れて設けられていたことがうかがわれる。上四宿かみよんしゆくのうち南に位置する宿で、隣の藪原やぶはら宿まで二里、福島宿まで一里二八町の距離である。

宿の長さは、元禄五年(一六九二)の「高木伊勢守様御通ニ付福島ヘ宿々ヨリ書上写」(亀子文書)では「三町三十間」、天保一四年(一八四三)中山道宿村大概帳には「四町三十四間」と、この宿も幕末には拡張されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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