日本歴史地名大系 「福島宿」の解説
福島宿
ふくしましゆく
奥州道中の宿で、
福島宿
ふくしましゆく
木曾谷の中央にあたり、また木曾代官山村氏のお膝元として、木曾十一宿中最も栄えた宿場町で、宝暦三年(一七五三)の「千曲之真砂」には「町の入口に関所有り、横川のことく女人并鉄砲を改む、山村甚兵衛様御預り也、それより町に入る、此町は数百軒立つゝき、木曾一番繁昌成地也」とあり、文化二年(一八〇五)の「木曾路名所図会」にも「宮越まで一里半。駅中東西七町、相対して巷をなす。其余山間に散在す。木曾谷中第一の豊饒の地なり」とその繁栄ぶりを記している。
宿の成立は古く、永禄一一年(一五六八)相模
福島宿
ふくじましゆく
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報