宮野内村(読み)みやのうちむら

日本歴史地名大系 「宮野内村」の解説

宮野内村
みやのうちむら

[現在地名]酒田市宮内みやうち

日向につこう川を挟んで門田もんでん村の北東にある。内郷うちごう街道が通り、一里塚が南一町四八間にある(「正保庄内絵図」本間美術館蔵)。同川の支流草田くさた川が地内を南流する。もと吹浦大物忌ふくらおおものいみ・月山両所宮(現飽海郡遊佐町)の社領で宮内と称したが、元和八年(一六二二)酒井氏入部後、酒井宮内大輔の名を避け宮野内村と称したという。

慶長一六年(一六一一)検地帳(出羽国風土記)によると居屋敷一〇五・家数九一、本田・出田苗代六千三一束、五千四五石余、うち両所宮領として、本田のうち五〇〇束、出田のうち六三九束、苗代のうち一二束とある。元和八年の酒井氏知行目録では高一千七六石余。寛永元年庄内高辻帳の高一千一五四石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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