日本歴史地名大系 「宮頸」の解説 宮頸みやのくび 宮崎県:児湯郡新富町三納代村宮頸現三納代(みなしろ)地内の宮之首(みやのくび)とその周辺地域をさす。建久図田帳に島津庄の寄郡新納(にいろ)院の内として宮頸三〇町とみえ、地頭は島津忠久であった。この田数は南北朝期の写とみられる図田帳(長谷場文書)には宮頸三丁とみえ差異がある。文保二年(一三一八)の田部栄直の日向国在国司職注文(土持文書)には新納院の算失米一三石が計上され、馬の食物や山毛の算失米などが含まれていたが、そのなかに宮頸請料として二貫五〇〇文がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by