家例(読み)カレイ

デジタル大辞泉 「家例」の意味・読み・例文・類語

か‐れい【家例】

その家に代々伝わる特別なしきたり・慣習。
「―として…家族が揃って遊びに出る日の出来事」〈漱石・彼岸過迄〉
決まり。例。
「きゃつは―の情強じゃうごはでおぢゃる」〈狂言記宗論

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精選版 日本国語大辞典 「家例」の意味・読み・例文・類語

か‐れい【家例】

  1. 〘 名詞 〙
  2. その家に代々伝えられているしきたり。家のおきて。
    1. [初出の実例]「越人へ冬申達候。相届可申候。年始無恙哉。歳旦三つ物御家例可為と存候」(出典:荷兮宛芭蕉書簡‐元祿三年(1690)正月二日)
  3. きまり。いつものこと。
    1. [初出の実例]「いやきゃつはかれいのぢゃうごはでおぢゃる」(出典:狂言記・宗論(1660))

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普及版 字通 「家例」の読み・字形・画数・意味

【家例】かれい

しきたり。

字通「家」の項目を見る

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