家居新田村
かずえしんでんむら
[現在地名]余目町家根合
高田麦村の南西にある。酒田街道がほぼ南北に通る。寛永一八年(一六四一)最上氏の浪人相馬主計によって開発されたという。古くは菖蒲沼村(大泉紀年)、菖蒲島新田といい(「菖蒲氏年代記」余目町立図書館蔵)、その後開発者の名をとって主計新田となった。享保四年(一七一九)松山藩主の次男酒井主計(忠寄)が庄内藩主酒井氏の養子となったため、菖蒲島村と改められ、享和二年(一八〇二)には家居新田と改称されたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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