主計(読み)シュケイ

精選版 日本国語大辞典 「主計」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐けい【主計】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 会計をつかさどること。また、その役目。会計官。勘定方。〔英和外交商業字彙(1900)〕 〔史記‐張蒼伝〕
  3. 旧日本陸軍の経理部、旧日本海軍の主計科で、会計・経理などの事務を取り扱った武官
    1. [初出の実例]「後で主計が廻ってくるんだから、その時申告すれアいいんだ」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉五)

かずえかずへ【主計】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「数え」の意 ) 主計寮(かずえりょう)のこと。
    1. [初出の実例]「凡毎年八月卅日以前。計帳至。付民部。主計計庸多少。宛衛士。仕丁采女。采丁等食」(出典令義解(718)賦役)

かぞえかぞへ【主計】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「数え」の意 ) =かずえりょう(主計寮)〔書言字考節用集(1717)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「主計」の読み・字形・画数・意味

【主計】しゆけい

財政係。

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