出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
… 第2の点は,その家産を基礎としたファミリー・コンツェルンとしての性格から,資本の封鎖性と経営における保守主義が強かったことである。各財閥には財閥同族とその資産管理の規範を定めた〈家憲〉があり,持株会社は合名・合資会社で出資社員は家憲の定める財閥同族に限定されていた。もっとも実際の経営は,とくに三井・住友では番頭の手にゆだねられ,その点で〈所有と経営の分離〉も実現していたが,傘下直系企業の社長には財閥同族が就任していた。…
※「家憲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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