精選版 日本国語大辞典 「家質証文」の意味・読み・例文・類語 かじち‐しょうもん【家質証文】 〘 名詞 〙 家屋敷を家質に入れて借金する時、借主より質主(質取主)に渡す証文。大坂では享保五年(一七二〇)、江戸では天保一三年(一八四二)以後、それまでの家屋敷売渡し証文に代えて用いられた。[初出の実例]「黒持(こくもち)ほどの印形をおしたるは、紋屋の辻子の家質証文(カジチセウモン)」(出典:読本・通俗巫山夢(1815)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例