印形(読み)インギョウ

精選版 日本国語大辞典 「印形」の意味・読み・例文・類語

いん‐ぎょう‥ギャウ【印形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いん(印)印鑑。
    1. [初出の実例]「法身院准后御拝堂次第云〈応永六〉〈略〉仰て朱器〈二〉并印形〈三〉重四筋取出之」(出典醍醐寺新要録(1620))
  3. 文書などの上に押した印のあと。印影。
    1. [初出の実例]「ぐっ共すっ共いはれぬ与市兵衛の印形」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の印形の言及

【印鑑】より

…日常生活上は,文書の内容を認める意思表示として当事者が押す判を総称し,印,印形(いんぎよう),はんこなどと呼ばれる。印を押す行為を捺印(なついん)または押印といい,紙などの上に形成された押跡を印影という。…

※「印形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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