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宸翰様 しんかんよう

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世界大百科事典 第2版の解説

しんかんよう【宸翰様】

宸翰とは天皇の筆跡のこと。日本書道史上では数多の宸翰のうち,後醍醐天皇など南北朝時代の宸翰の和様を特に〈宸翰様〉と称している。後醍醐天皇は朱子学の造詣が深く,禅宗にも帰依し,おのずから当時流行の宋風と禅林の書法をうけ,和様書道に新風をもたらしたが,同時代の他の天皇もおおむね他の時代とは異なる奔放で気迫のある書風を展開した。こうした様式を宸翰様と呼ぶが,和様書道であることに変りはなく,その後の書道の流れの上にはまったく影響を及ぼさなかった。

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世界大百科事典内の宸翰様の言及

【書】より

…宋・元の書の影響は宸翰(しんかん)にもあらわれ,宋学に心を寄せ,禅宗に帰依した後醍醐天皇の宸翰は,和風の中に黄庭堅風の宗峰妙超の書風が見られ,覇気横溢した書として名高い。南北両朝の宸翰は競ってみごとであり,宸翰様と呼ばれる。
[室町時代]
 室町時代は書道史的にみるべきものは少ないと説かれている。…

※「宸翰様」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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