宿衛(読み)シュクエイ

精選版 日本国語大辞典 「宿衛」の意味・読み・例文・類語

しゅく‐えい‥ヱイ【宿衛】

  1. 〘 名詞 〙 宿直して護衛すること。また、その人。しゅくえ。
    1. [初出の実例]「凡宿衛者。兵仗不身。違者。笞五十」(出典:律(718)衛禁)
    2. 「或は百日交代にて鎌倉に宿衛するの例もありと云ふ」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉五)
    3. [その他の文献]〔周礼注‐地官・藁人〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「宿衛」の読み・字形・画数・意味

【宿衛】しゆくえい(ゑい)

宿直して守る。漢・司馬相如子虚の賦〕臣は楚國の鄙人なり。幸ひにして宿衞を得ること十餘年、時に出游して後園に游び、無を覽る。然れどもほ未だく覩る能はざるなり。

字通「宿」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android