…彼の作品はウィーン,ベルリン,ロンドンで上演され,おのおのの郷土劇と結合し新しい展開をみせる。ウィーンではまずズッペが《寄宿学校》(1860)でウィーン風オペレッタの基礎を開き,J.シュトラウスの《こうもり》(1874)と《ジプシー男爵》(1885)によって黄金時代を迎える。洗練された題材,舞踏(とくにワルツ)と高度な音楽技法の駆使によってW.R.ワーグナーの楽劇に対抗する人気を博した。…
※「寄宿学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」