寄木村(読み)よりきむら

日本歴史地名大系 「寄木村」の解説

寄木村
よりきむら

[現在地名]松尾村寄木・柏台かしわだい一―三丁目・みどりおか一―五丁目

まつ川北側に位置し、東西に長く延びる。南西に岩手山がそびえる。東は田頭でんどう(現西根町)、南は平笠ひらかさ(現同上)、西は出羽国境。寛永四年(一六二七)一二月一五日の舟越与兵衛宛南部利直知行宛行状(盛岡舟越文書)に「寄木村ニ弐十一石七斗六升」とあり、その「遣ス百姓之高書」のうちに当村の百姓式部と太郎左衛門の名があり、地名として中村・さうせん田・とうミ屋敷が記される。

正保国絵図に村名があり、高一三五石余。


寄木村
よりきむら

[現在地名]江南市寄木

今市場いまいちば村の南西にあり、西境青木あおき川が流れる。本郷は村の東、支郷の川畑かわばたは西にあった(徇行記)。天正二〇年(一五九二)宮部久右衛門宛の日根野弘就知行宛行状(宮部文書)に「与力村之内を以参拾壱石八斗三升」とある。「徇行記」によれば、概高二六五石余で一七八石余は藩士三人の給知。畑二三町四反、新田四石三斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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