寄神(読み)よりがみ

百科事典マイペディアの解説

寄神【よりがみ】

海のかなたからくる神。神の主要な降臨形式で,海は水平線で空に接するので天津神も海から漂着するとされ,漂着物を神の来現とした。その上陸地点は宮の浦などと呼ぶ神聖な場所で,祭礼には神輿(みこし)の浜降りの儀式が行われる。えびす神,寄木神社は漂流神をまつる。
→関連項目客人

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内の寄神の言及

【漂着神】より

…潮流や風によって浜に流れ着く漂着物(寄物)を神としてまつる信仰で,寄神ともいう。この信仰の基盤には,寄物は海のかなたのカミからの贈物あるいはカミそのものとする考えがあり,これを拾う際に,話しかけたり,寸法をはかったりするしきたりが各地でみられた。…

【寄物】より

…これを怠ると必ずたたりがあると信じられた。寄物に対するこのような観念は,発展して寄神(よりがみ)信仰などになっていく。漂着神寄船【高桑 守史】。…

※「寄神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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