富士の煙(読み)ふじのけぶり

精選版 日本国語大辞典 「富士の煙」の意味・読み・例文・類語

ふじ【富士】 の 煙(けぶり)

  1. ① 富士山がふき出す煙。消え果てることのない恋心にたとえて用いる。
    1. [初出の実例]「ふじのけぶりによそへて人をこひ」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
  2. ② 香木の名。分類は新伽羅(きゃら)。香味は甘酸苦鹹。六十一種名香の一つ。富士煙(ふじけむり)。
    1. [初出の実例]「冨士烟(フジノケフリ)、聞新伽羅、先日之花形見と同前」(出典:建部隆勝香之筆記(香道秘伝所収)(1573))

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