富士日記(読み)ふじにつき

日本歴史地名大系 「富士日記」の解説

富士日記
ふじにつき

一冊 賀茂季鷹著

異記 不尽日記・不二日記

成立 寛政二年

写本 山梨県立図書館ほか

版本 山梨県立図書館・国立公文書館ほか

解説 京都上賀茂神社の祠官で、国学者・歌人であった季鷹が、江戸遊学中の寛政二年富士山登拝した際の紀行。仮の宿としていた江戸を出立甲州道中から富士道に入り、吉田浅間神社の祠官で歌人の刑部国仲の案内で登山した様子と、その後訪れた国中の当時の状況が描かれる。街道筋の神社仏閣めぐりや祭などの風俗習慣、俳人上矢敲氷との対話など興味深い

活字本 甲斐叢書一・「富士日記の研究影印本

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む