富士禅定(読み)ふじぜんじょう

精選版 日本国語大辞典 「富士禅定」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐ぜんじょう‥ゼンヂャウ【富士禅定】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 富士山白山立山などの高山に登って修行し、所願成就を祈ること。《 季語・夏 》 〔経覚私要鈔‐康正三年(1457)七月二三日〕
  3. 富士山頂浅間神社に登山参詣の行者と称して物ごいをする乞食(こじき)
    1. [初出の実例]「するが二郎はふじぜんぢゃう、ひたちばうはこもぞう」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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