富山根村(読み)とみやまねむら

日本歴史地名大系 「富山根村」の解説

富山根村
とみやまねむら

[現在地名]八束村富山根

西の富掛田とみかけだ村と東の下福田しもふくだ村の間に位置する。正保郷帳によれば田高一一九石余・畑高三二石余、元禄一〇年(一六九七)美作国郡村高辻帳によれば改出高三五石余・開高四三石余、元禄初頭の家数二五・人数一四三(作陽誌)領主の変遷は中福田村に同じ。明和元年(一七六四)三浦明次は拝領高二万三千石で美作に入封したが(勝山藩)領地とされた真島ましま郡九二ヵ村の石高が二万二千九二三石一斗四升六合であったために、同七年大庭おおば郡に属した当村のうち南(真島郡)寄りの七六石八斗五升四合を割いて分郷とし、これを加えて二万三千石とした(勝山藩志稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報