富崎宗順(読み)トミザキ ソウジュン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「富崎宗順」の解説

富崎 宗順
トミザキ ソウジュン


職業
地歌箏曲家(生田流)

別名
別名=富崎検校(トミザキケンギョウ)

生年月日
万延1年

出身地
大坂(大阪府)

経歴
生田流の富沢検校に箏を師事三味線野川流を学んで、地歌箏曲の名人となった。大阪人で繁太夫節がうまく、菊沢検校に師事、鶴山勾当以後の名人といわれた。

没年月日
明治37年 6月30日 (1904年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富崎宗順」の解説

富崎宗順 とみざき-そうじゅん

1860-1904 明治時代の地歌・箏曲(そうきょく)家。
万延元年生まれ。富沢勾当(こうとう)に継山(つぐやま)流の箏と野川流の三味線をまなぶ。また菊沢検校(けんぎょう)について繁太夫(しげたゆう)節もおさめる。弟子富崎春昇がいる。明治37年6月30日死去。45歳。大坂出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の富崎宗順の言及

【富崎春昇】より

…文楽の人形遣い吉田玉助の長男。5歳で失明,8歳で大阪富筋の野川流地歌,継山流箏曲家の富崎宗順(1863‐1904)に入門。初め左門と名のり,後に富吉春琴と芸名を許され,師の没後その芸姓を継承,1906年富崎春昇と改名した。…

※「富崎宗順」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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