富永敬琴(読み)トミナガ ケイキン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「富永敬琴」の解説

富永 敬琴
トミナガ ケイキン


職業
地歌箏曲演奏家

本名
小川 常吉

別名
初名=富山 久弥

生年月日
明治4年 5月5日

出生地
大阪府

経歴
出生してすぐに失明。明治12年8歳のとき、箏曲家・富沢勾当の高弟である初代富永久寿一に入門し、継山流箏曲と野川流三絃を学んだ。はじめ富山久弥の名で演奏したが、明治30年には伝授を受けて富永の2代目を継ぎ、その技芸伝承尽力。また、八雲琴にも秀でた。門弟富山清琴山本震琴らがいる。

没年月日
昭和5年 8月21日 (1930年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「富永敬琴」の解説

富永 敬琴
トミナガ ケイキン

明治〜昭和期の地歌・箏曲演奏家



生年
明治4年5月5日(1871年)

没年
昭和5(1930)年8月21日

出生地
大阪府

本名
小川 常吉

経歴
出生してすぐに失明。明治12年8歳のとき、箏曲家・富沢勾当の高弟である初代富永久寿一に入門し、継山流箏曲と野川流三絃を学んだ。はじめ富山久弥の名で演奏したが、明治30年には伝授を受けて富永の2代目を継ぎ、その技芸の伝承に尽力。また、八雲琴にも秀でた。門弟に富山清琴や山本震琴らがいる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富永敬琴」の解説

富永敬琴 とみなが-けいきん

1871-1930 明治-昭和時代前期の地歌・箏曲(そうきょく)家。
明治4年5月5日生まれ。富沢勾当(こうとう)の孫弟子で富山清琴(せいきん)の師。八雲琴(やくもごと)にもすぐれ,弟子に山本震琴がいる。昭和5年8月21日死去。60歳。大阪出身。本名は小川常吉。初名は富山久弥。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android