寒川古墳群(読み)さむかわこふんぐん

日本歴史地名大系 「寒川古墳群」の解説

寒川古墳群
さむかわこふんぐん

[現在地名]小山市鏡・中里・寒川

西からの永野ながの川と東からの巴波うずま川が合し、さらに南流する地辺の東岸台地一帯を占める。東西約一〇〇〇メートル・南北約二〇〇メートルの範囲内に、茶臼塚ちやうすづか古墳・横塚よこづか古墳(三味線塚古墳)観音塚かんのんづか古墳などの前方後円墳(計八基)や帆立貝式古墳(一基)、円墳(一三基以上)、方墳(一基)が集中的に所在する。茶臼塚古墳はすでに墳丘部は畑地、周湟部は水田化しているが、前方部を南に向ける前方後円墳で全長七〇メートル余、後円部径約四〇メートル、前方部幅約三五メートル、くびれ部約二二メートル、周湟は盾形と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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