日本歴史地名大系 「寒沢村」の解説 寒沢村さむさわむら 長野県:下高井郡山ノ内町寒沢村[現在地名]山ノ内町大字寒沢三沢(みさわ)山(一五〇四・六メートル)に連なる山地に囲まれ、伊沢(いさわ)川に沿い、西に傾斜して発達した集落で、南は奥山田(おくやまだ)村(現上高井郡高山(たかやま)村)、西は間山(まやま)・更科(さらしな)、北は佐野(さの)村に接する。明治八年(一八七五)以前は寒沢・菅(すげ)の二集落になっていたこともある。この地方は中世初の文治二年(一一八六)「吾妻鏡」に年貢未済の牧のうちにみえる金倉井(かなぐらい)牧で、開発につれて須毛(すげ)郷として現れてくる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by