寒蝉(読み)カンセン

デジタル大辞泉 「寒蝉」の意味・読み・例文・類語

かん‐せん【寒×蝉】

秋に鳴くセミヒグラシツクツクボウシなど。かんぜみ。 秋》

かん‐ぜみ【寒×蝉】

かんせん(寒蝉)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「寒蝉」の意味・読み・例文・類語

かん‐せん【寒蝉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かんぜん」とも ) 夏から秋に鳴くツクツクボウシ、またはヒグラシのこと。かんぜみ。寒蜩(かんちょう)。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「寒蝉鳴葉後、朔鴈度雲前」(出典懐風藻(751)秋日於長王宅宴新羅客〈下毛野虫麻呂〉)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

かん‐ぜみ【寒蝉】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かんせみ」とも ) =かんせん(寒蝉)〔十巻本和名抄(934頃)〕

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