寛仮(読み)カンカ

デジタル大辞泉 「寛仮」の意味・読み・例文・類語

かん‐か〔クワン‐〕【寛仮】

[名](スル)人の罪や欠点などを寛大に扱って、とがめだてをしないこと。
先生を愚弄する様な軽薄な生徒を―しては」〈漱石坊っちゃん

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精選版 日本国語大辞典 「寛仮」の意味・読み・例文・類語

かん‐かクヮン‥【寛仮】

  1. 〘 名詞 〙 人の罪や欠点などを寛大に扱ってとがめないこと。大目に見てゆるすこと。〔日誌必用御布令字引(1868)〕
    1. [初出の実例]「生ずる所の弊害は之を寛仮するの他術なし」(出典:上木自由之論(1873)〈小幡篤次郎訳〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐孝武本紀〕

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普及版 字通 「寛仮」の読み・字形・画数・意味

【寛仮】かん(くわん)か

ゆるやかにする。〔漢書方進伝〕今、方復(ま)た(涓)勳を擧奏す。議以爲(おも)へらく、~勳、素行直にして、姦人の惡(にく)むなり。少しく假して、其の功名げしむべしと。

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