寛佐(読み)かんさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寛佐」の解説

寛佐 かんさ

1584-1642 江戸時代前期の僧,連歌師。
天正(てんしょう)12年生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)の人。比叡(ひえい)山で天台をおさめ,阿闍梨(あじゃり)となる。のち郷里の円寿寺住持。京都の里村昌琢(しょうたく)に連歌をまなび,西山宗因(そういん)とは同門であった。寛永19年閏(うるう)9月27日死去。59歳。享年に61歳説もある。本姓は白仁。通称は東井坊(とうせいぼう)。法名は寛左とも。著作に「寛佐口伝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android