寝癖(読み)ネグセ

デジタル大辞泉 「寝癖」の意味・読み・例文・類語

ね‐ぐせ【寝癖】

寝ている間についた髪の毛のくせ。「寝癖のついた髪」
寝ている間に、からだを動かしたりするようなくせ。「寝癖が悪い」
子供が寝つくときにぐずったりするくせ。
[類語](2手癖足癖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寝癖」の意味・読み・例文・類語

ね‐ぐせ【寝癖】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寝ている間に、髪の毛の形がくずれること。また、そのためにできた変な髪の形。
    1. [初出の実例]「寝ぐせの残っているような頭髪を」(出典:美少女(1962)〈河野多恵子〉)
  3. 寝ている間に動いて、布団敷布を乱すくせ。
    1. [初出の実例]「寝癖わろきを直候事」(出典:葉隠(1716頃)一一)
  4. つい寝てしまうくせ。寝てばかりいるくせ。
    1. [初出の実例]「湯上りに寝癖のあるものなり」(出典:話の屑籠〈菊池寛〉昭和六年(1931)六月)
  5. 寝つくに際してのさまざまな習慣。おぶったり、話をしてやったりしないと寝ないなどのくせ。

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